学会発表・受賞報告:第60回日本癌治療学会学術集会
第60回日本癌治療学会学術集会が、2022年10月20日~22日に神戸コンベンションセンターにて開催されます。日本癌治療学会学術集会は、当教室も第54回の主幹を務めさせて頂いた思い入れがある学術集会です。第60回日本癌治療学会学術集会は、群馬大学大学院医学系研究科総合外科学講座の調 憲教授が大会長を務められます。「信頼と絆に基づくがん医療のこれから」をテーマとして、患者さんとの信頼構築に欠かせない「がん領域におけるチーム医療の促進」「患者参加型医療」や「がん情報提供のあり方」などの企画や、AI の可能性、ビックデーターとデジタル化、遺伝子パネル、ロボット支援下手術などがもたらす変革に関する最新の話題を扱うシンポジウムなど、多数の企画が予定されています。当教室・同門の先生も、さまざまな主要セッションで登壇予定です。また、最優秀演題・Young Oncologist Awardを受賞された先生、誠におめでとうございます!!
最優秀演題
「局所進行子宮頸癌に対する CT 画像誘導小線源治療に関する多施設 共同前向き観察研究」
村田 和俊先生(量子科学技術研究開発機構 QST 病院 / 群馬大学 医学部附属病院 放射線科 )
Young Oncologist Award
「局所進行子宮頸部腺癌に対する重粒子線治療の多施設前向き登録研究」
安藤 謙先生(群馬大学・重粒子線医学研究センター)
「直腸癌術後骨盤内再発に対する重粒子線治療の前向き臨床試験にお ける長期観察の検討」
柴 慎太郎先生(湘南鎌倉総合病院・放射線腫瘍科 / 群馬大学・腫瘍放射線学)
「切除不能骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療:前向き臨床試験 (GUNMA0904)の長期成績」
宮坂 勇平先生(群馬大学・重粒子線医学研究センター/ 群馬大学・腫瘍放射線学)
シンポジウム・セミナー・ワークショップ
がん治療における放射線治療の最前線
司会:
大野 達也先生(群馬大学大学院医学系研究科 腫瘍放射線学講座)
「重粒子線治療のこれまでとこれから」
石川 仁先生(量子科学技術研究開発機構 QST 病院)
「特別発言」
中野 隆史先生(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門)
粒子線治療における日本でのエビデンス創出に向けた取り組み
「日本でのエビデンス創出に向けた取り組み」
櫻井 英幸先生(筑波大学附属病院 陽子線治療センター)
「食道癌のエビデンス」
石川 仁先生(量子科学技術研究開発機構 QST 病院)
「肝癌のエビデンス(HCC、ICC)」
渋谷 圭先生(群馬大学附属病院 重粒子線医学センター)
がん医療の未来のための今 -次世代のためにできること、次世代がやるべきこと-
「未来のがん患者のために放射線腫瘍医が今やるべきこと」
尾池 貴洋先生(群馬大学 大学院医学系研究科 腫瘍放射線学/ 群馬大学 重粒子線医学研究センター)
放射線治療後潰瘍の予防と治療
「放射線治療後の潰瘍の機序とその予防策」
櫻井 英幸先生(筑波大学 放射線腫瘍学)
「放射線治療における皮膚の耐容線量と線量制限細胞:総線量、線量分割、線量分布、線質との関係 」
長谷川 正俊先生(日高病院 腫瘍センター)
患者と共有して決める食道がん治療法の今
「放射線科医の立場から」
秋元 哲夫先生(国立がん研究センター東病院 放射線治療科)
ハイパーサーミアの今後の展開
「エビデンスに基づくハイパーサーミア」
髙橋 健夫先生(埼玉医科大学 総合医療センター 放射線腫瘍科)
間質性肺炎合併肺がんに対する治療戦略
「間質性肺炎合併肺がんに対する重粒子線治療」
久保 亘輝先生(群馬大学 重粒子線医学研究センター)
進行肝細胞がんに対する新しい治療戦略と集学的治療の明日
「局所進行肝癌における重粒子線治療の役割」
渋谷 圭先生(群馬大学 重粒子線医学研究センター/群馬大学 医学部附属病院 放射線科 )
オリゴ転移にどう対応するか? -手術療法,放射線療法,薬物療法の最適化-
「婦人科腫瘍原発孤立性リンパ節転移に対する重粒子線治療の有効性と安全性」
熊澤 琢也先生(群馬大学 重粒子線医学研究センター)
骨転移治療のための診療科間協力体制の構築
「骨転移診療における放射線治療の役割」
岡本 雅彦先生(群馬大学 医学部附属病院 放射線科)
一般演題・eポスター
座長:
加藤 弘之先生(神奈川県立がんセンター・放射線治療科)
河村 英将先生(群馬大学重粒子線医学研究センター)
安藤 謙先生(群馬大学附属病院・放射線科)
「群馬大学における前立腺癌に対する重粒子線治療」
松井 博先生(群馬大学・重粒子線医学研究センター/ 群馬大学・泌尿器科学)
「日本放射線腫瘍学研究機構による前立腺導管癌の放射線治療に関する後ろ向き調査研究」
河村 英将先生(群馬大学・重粒子線医学研究センター)
頭頸部重粒子線治療時の口腔細菌数と口腔粘膜炎発症に関する前向き観察研究
武者 篤先生(群馬大学・重粒子線医学研究センター/ 群馬大学・口腔顎顔面外科学講座・形成外科学講座)
「局所進行膵癌に対して重粒子線治療を用いた単施設研究」
小林大二郎先生(群馬大学附属病院・放射線科)
「肝内胆管癌に対する重粒子線治療の治療成績」
小林 なお先生(群馬大学附属病院・放射線科)
「重粒子線を複数回照射した肝細胞癌症例の解析」
富澤 建斗先生(群馬大学・腫瘍放射線学教室 /国立がん研究センター東病院・放射線治療科)
「通院困難な放射線治療患者に対する送迎サービスの活用」
須田 悟志先生(日高病院・腫瘍センター)
「放射線治療後の経過観察におけるオンライン診療活用に向けた患者アンケート調査」
大西 真弘先生(日高病院・腫瘍センター/ 群馬大学・腫瘍放射線学 )
「M1a 前立腺癌に対する同時部分追加照射法を用いた強度変調放射線治療の治療成績」
今村 文香先生(日高病院・腫瘍センター)