入局挨拶:今村文香先生(群馬大学)
初めまして、医師3年目(入局1年目)の今村文香と申します。原稿執筆時点(5月下旬)で真夏日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は茨城県出身で土浦第一高等学校卒業後、山形大学医学部へ入学しました。大学卒業後は筑波大学附属病院で2年間初期研修を行い、2019年4月から群馬大学附属病院へ入職しました。大学時代は卓球部に所属しておりました。
放射線科に興味を持ち始めたきっかけは大学4年生臨床実習で放射線科を回った時でした。他科と比較して放射線科は以下の特徴があると思います。
①がん関連で全身臓器に携われる
②物理士、放射線技師など多職種と関わる
③治療計画立案を立てる(コンツーリング、照射プラン作成など)
④放射線治療後もフォローアップ目的で患者と長期的に関わることが多い
これらの特徴は人によって好みが分かれると思いますが、私の場合は臨床実習・初期研修を通して自分に合っていると感じ、放射線科へ入局を決意しました。
群馬大学附属病院で緑チーム(肺・頭頸部・泌尿器・皮膚・血液リンパ)に所属し2ヶ月経過しましたが、システム・業務内容共にようやく慣れ始めてきたところです。特に5月は人事異動などでメンバーが少ない中での業務だったため、忙しい日々が続きました。それでも今日まで業務をこなせたのは、多くの方々の支援のおかげです。大野教授をはじめ大学医局員の皆様、外勤先の渋川医療センターの皆様、病棟・外来・重粒子線センターに勤務されているスタッフの皆様、秘書の菊地さん、その他関係者の皆様には大変感謝しております。
もう1点入局してから感じたことは、仕事のon, offの切り替えがしっかりしている点です。休日当番以外を除いて土日祝日は原則休みとなっており、各々自由時間を過ごしております。釣り仲間で釣りに行く方々もいらっしゃれば、マラソン参加を目指している方もいらっしゃいました。私はここ最近謎解き好きで、兄弟や友人を誘ってリアル脱出ゲームに参加するようになりました。放射線科の業務はもちろん重要ですが、家族や友人達と過ごす時間が疎かにならないよう注意したいです。
最後になりましたが、患者様にとって納得のいく治療を提供できるよう日々精進します。最後までご覧いただき、ありがとうございました。