国際重粒子線がん治療研修コース(ITCCIR2023)を開催しました
お知らせ
現在、世界中で粒子線治療施設が稼働中・建設中・計画中とその需要が高まってきています。しかし、粒子線治療を効果的に行うために必要な高度な知識と技術を持った人材が不足しています。このような課題への社会貢献を目的に、群馬大学では公益財団法人医用原子力研究振興財団や粒子線治療施設と協力し、重粒子線がん治療に係わる医療従事者の育成を目的として、医師・医学物理士・診療放射線技師・生物研究者等の外国人受講者を対象とする国際重粒子線がん治療研修コース(ITCCIR)を定期的に開催しています。
今年は、11月13日(月)から11月18日(土)の期間、QST病院と群馬大学医学部附属病院重粒子線医学研究センターの2施設でITCCIR2023が開催されました。大野達也先生(群馬大学)がコースディレクターを務めたほか、同門の櫻井英幸先生(筑波大学)、石川仁先生(QST病院)、田巻倫明先生(福島県立医科大学)、若月優先生(QST病院)、当教室の渋谷圭先生(群馬大学)、村田和俊先生(QST病院)、尾池貴洋先生(群馬大学)、久保亘輝先生(群馬大学)、武者篤先生(群馬大学)、Maria Varnava 先生(群馬大学重粒子医学研究センター)や吉田由香里先生(群馬大学重粒子医学研究センター)がそれぞれの専門分野の講義を行いました。また、群馬大学世界各国から45名が参加され、講義や会場見学だけでなく伊香保での小旅行や文化体験も楽しんでいらっしゃいました。