空気の汚れを「見える化」閉鎖空間での感染防御対策の開発を目指して
お知らせ
当教室の武者篤先生（重粒子線医学推進機構重粒子線医学研究センター）らの研究グループは、放射線治療室内の空気中の空気汚染状況を精密に調査し、閉鎖空間における咳などによる汚染の影響を解明しました。この重要な研究成果は、2023年1月28日に科学雑誌「Journal of Radiation Research」のオンライン版で公開されました。
武者篤先生らのグループは、放射線治療室内での汚染状況や汚染されやすい範囲について「目に見える形」で評価しました。これは、汚染状況を客観的かつ科学的に理解し、その証拠を示すための画期的な手法です。この研究の成果は、今後新たな感染症が発生した際に、有効な感染防御対策を開発するためにも役立つことが期待されます。
このプロジェクトは、公益社団法人日本放射線腫瘍学会2021・2022年度課題研究助成金を受けて行われました。
プレスリリース（群馬大学）
