入局挨拶:土田 圭佑先生(国立がん研究センター中央病院)
平成27年度、入局させていただきました、土田圭祐と申します。この場をお借りして簡単に自己紹介とご挨拶をさせていただきます。
私の出身は新潟県の長岡市という雪深い地域です。出身大学も新潟大学であり、生まれてから大学卒業まで、新潟県で過ごしておりました。昨年の初期研修から群馬の地に参りまして、1年中気候が良く大変住みやすい土地であると感じております。 (昨年の豪雪は想定外でしたが。)
さて、生まれも育ちも新潟であり、大学卒業まで群馬には縁もゆかりもない私がなぜ群馬大学放射線科に入局させていただくことになったかと申しますと、やはり群馬大学放射線科の情熱や勢いに惹かれたからであると思います。特定の臓器に偏らず、全身のがんを診ることができること、がん治療における様々なシーンで活躍できること、医学分野に限らず、物理分野・生物分野と幅広い分野の専門家が力を合わせて、臨床・研究を行っていくということから、大学時代から放射線治療分野に強い興味持っておりました。進路を探していく中で、とある放射線治療の学生向けのセミナーにおいて群馬大学の先生とお話をし、見学させていただく機会を得たことで、群馬大学で一緒に働き、勉強させていただきたいと思うようになりました。
初期研修は群馬大学で行いました。たすき掛けのプログラムで最初の1年間を公立藤岡総合病院で行い、内科・外科・救急など基本的な事項を研修させていただきました。2年目は群大病院で行い、進路も決めていたので選択期間の全て(11か月)を放射線科で研修させていただきました。現在大学にあります4つのチームのうち3つのチームを3~4か月毎にローテートさせていただき、様々な先生のご指導をいただきながら放射線治療の基礎を学んでまいりました。また、日本放射線腫瘍学会や群馬放射線腫瘍研究会での発表の機会や、英文の症例報告を書く機会を頂くなど、臨床面に限らず多大なご指導をいただきました。まだ右も左もわからずご迷惑をおかけしたかと思いますが、大学の先生方にはお忙しい中、熱心にご指導いただき大変感謝しております。
今年度からは、国立がんセンターの放射線治療科レジデントとして勤務させていただきます。家族の事情もあり、勤務地につきまして、ご配慮いただき大変感謝しております。今年、群馬大学で勉強させていただいた姿勢や考え方などを大切にしながら、優秀な諸先輩方に追いついていけるよう、更に一生懸命精進していきたいと思います。この度はこのような挨拶の機会を頂き、有難うございました。今後ともご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。