メインイメージ

2015年

入局挨拶:小林 大二郎先生(群馬大学)

レジデント便り

 はじめまして。4月から群馬大学放射線科に入局いたします小林大二郎と申します。この度は入局するにあたり自己紹介をさせていただきます。

 出身大学は群馬大学で、大学では6年間硬式テニス部に所属していました。テニスを始めたのは大学からですが、元からテニスをしてみたかったこと、新歓で先輩方の雰囲気が良かったことから入部を決めました。練習場所は荒牧キャンパスのクレーコートですが、クレーだから砂で汚れるし、コートは凸凹でイレギュラーするし、夏は蒸し暑いしで辛い事の方が多かったですが、それでもリーグ戦では3部優勝2部昇格することができ、6年間苦楽を共にした同期にも恵まれ、今となってはいい思い出です。テニスは最近でも友達や後輩と続けています。

 私は医師を目指した頃から、将来は癌治療に携わりたいとの思いがあり、当時建設途中だった重粒子線、放射線科に興味を持つようになりました。

 病院実習では中野教授はじめ医局員の先生方が、それぞれの夢を学生に熱く語る姿が印象的でした。あまり学生に向かって、夢を語る先生はそう多くなかったので特に放射線科が印象に残っています。

 6年生の時には、選択ポリクリでボストンにあるMassachusetts General Hospitalの見学にも行かせていただきました。当時留学中だった河村先生にラボと病院の説明をしていただき、また治療計画や外来も見学することができました。MGHには医科歯科大学の6年生で内科実習に来ているグループがいたり、同年代のインド人大学生が放射線科で実習しMorning conferenceでプレゼンしている姿を見て、大変刺激的な1週間を過ごさせていただきました。この実習の中で放射線科に入局することを決めました。

 研修医1年目は公立富岡総合病院で研修し、今年は早く専門に入りたいとの思いもあり、11ヶ月間を放射線科の選択に当てさせていただきました。大学ではそれぞれの先生方からいろいろな意見を頂けるので大変勉強になっています。同期のうち岩永先生、土田先生も2年目の同じ時期を放射線科で研修していましたので、3人で勉強会をしたり、時には愚痴をこぼしたり、互いに支え合いながら研修することができました。

 4月からは引き続き大学で勤務させていただきます。大学勤務の役割の一つに学生教育が挙げられますが、シニア1年目として学生には一番近い立場になると思いますので、放射線科の魅力を伝えていけたらと思っています。

 また4月からは白井先生の元、大学院研究を始めさせていただきます。4年間での大学院卒業を目標に頑張りたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。